SONY ステレオラジカセ CFS-V5 ※作業中優先度上

 ※やはりカセットで流す曲はあれでしょう。

4月11日

アレをやりたいが為に(笑)入手しました。まず外装清掃。パールオフホワイトの外装は日焼けなどの為、黄ばみが出ています。1984年9月発売 40年以上前の製品ですから、やも得ません。ですが黄ばみはあまり違和感がなく、その分、味は出ているかな。

それ以外は目立った大きな傷はナシ。まぁまぁの並品でしょうか。


【ファーストインプレッション】

ソニーロゴのシールが誇らしく嬉しい。AC電源は生きている。アンプ部の音量、音質(高い低い)はノイズが出る生きている。

ラジオ、カセット部からの信号が断、音でない(内部の切り替えSW関係らしい)。チューニンダイヤルが硬い、周波数目盛りは一応動く。

カセットメカは一応動く。再生、早送り、巻きもどきヨシ。キャプスタンローラー汚れ多い。

サービスマニュアルはネットに落ちていない。



【作業開始】
4月14日:分解 ※早くアレをやりたくて優先順位が上がっています。

本機のサービスマニュアルが入手できなかったのが痛いですが、気合いで乗り越えようと思います。昔CFS-V8が自宅にあり何故かサービスマニュアルもあり、よくバラしていた経験と記憶を頼りに(すっかり忘れていますが)手探りで作業を進めます。

電池室は健全で良好です。

ネジを6箇所+ロッドアンテナ1箇所を外し、8Pコネクタを外しフロント部を分離。目立った汚れはナシ。

ラジオチューニング機構は、糸がけかと思ったら、なんとギアとベルトの組み合わせ、
なるほどの流石 日本メーカーSONYの工夫と設計ですね。
マイクが左右に二つありますが、埃だらけだったので、100均 豚毛のシェービングフォーム作り用のブラシで掃除をしました。これは細かい場所の汚れを取るのに便利です。
こちらがAC電源部、シンプルなトランス、ブリッジ整流回路に平滑用コンデンサーが付いています。ケミコンは外見上異常はないようです。ですが製造からかなりの年月が経っているので、交換した方が良いかもしれない。要検討。
メイン基板側に電圧安定化回路があり、大きめの平滑用コンデンサーがありました。

テープメカ部の取り外し、ネジ4箇所を外す。コネクタ2つを丁寧に外す。
メイン基板露出。電源部とメイン基板を仮組みを行い、故障箇所の特定の当たりを付ける。
分解前にスピーカーからノイズが出るのは確認しているので、切り替えSW等を重点的に探る。
電源を入れ電源系を確認。
ICに電源が供給されているか?確認、テープ部ICはTA7668、ラジオ部はLA1260が使われている事を基板目視で確認。どこを操作しても、TA7668 Pin16、LA1260 Pin6に電圧がかからず、電源が供給されていない事が判明。
ただ微かにmV単位で電圧がかかるので、スピーカアンプ部以外の電源ラインが(コンデンサー)ショートしているか?断線しているか? だろう。

4月15日
メイン基板の部品面では、電源の配線が分からないので、メイン基板と電源基板を取り出して、パターンを見ながら電源電圧が何処でおかしくなっているか、切れているかをテスターを頼りに辿ります。

テスターで電源電圧を追いかけることしばし、始めに見逃していたのですが、LA1260近くのC52 10V 100μF(中央のIFTトランスの左)の頭に何やら黒いものがあり、初めはマジックで印を付けたのかと思っていたら、どうやら電解液が飛び出して酸化したものだったようです、頭を擦ったら少し取れました。
このコンデンサーが内部でショートしていたようです。これはLA1260の電源ピン6に繋がる平滑用コンデンサーでした。

※全体の回路電圧が実測で約9〜11Vなので、余裕があるとは言えない耐圧です。個人的には16Vぐらいは使いたいところですが、製造時のコスト見合いだったのでしょう。
C52を手持ちの16V 100μFに交換しました。
※因みにLA1260の右上にあるコンデンサーの頭に何やら付いていますが、これは電解液ではなくパラフィンです。

仮組みの状態で電源とスピーカーを接続して、AM/FMの音出しが出来るようになりました。

取り敢えず回路系は目処がついたので、次、カセットメカの整備をします。


4月16日
カセット用のベルト、ピンチローラーは劣化して全滅でしょうし、もう交換すべきでしょう。今、なるべく品質の良いものを探しています。


カセットメカは、オーソドックスな1モーター、1ベルトタイプ。おそらく他の機種でも使えるように汎用性を高めて考えて作られた物だと思います。今後対応するつもりのSONY製は、多かれ少なかれこの機構がベースかと思われます。
無水アルコールでテープヘッド周りを清掃しました。ピンチローラーは汚れが残りました。録再生ヘッドはかなり擦り減っているように見えます。

このヘッドの状況、今後の音質的にはどうかと思いますが、きっと今までのオーナーさんがお気に入りの曲を、テープが切れるまで聴いたのだと思います。どんな曲だったのでしょうか、想像するだけで微笑ましいいですね。
物作りの方々は、このラジカセをここまで使い込んでくれてたら嬉しいんじゃないかなぁ。

ベルトは、角形の約1mmの物です。劣化硬化が進んでしまって卵形で固まっています。これはやはり交換です。
これ直径6cm〜7cm程度かなぁ。手に入る物で現物合わせになります。
ピンチローラーは、ノギスで現物を実測、直径13mm、軸 2mmでした。幅は何ミリだったっけ?測り忘れた。後で確認します。





コメント